「 お米ボタンの話 」その2

余談ですが、18歳で単身新潟へ。
初めての新米にとても感動したのを覚えています。
仕立てたシャツには、当時15mmのボタンをつけていました。
シャツにしては大きめなサイズ。もちろんどれも違う同系色や差し色を入れたボタン達。
「 一見黒いシャツ。でもよくみたら色がある 」
黒の深さを考えていた時期です。これが私にとってボタンの色を変える原点になっているのかもしれません。
しばらくしてある時に、デザイナー仲間からボタンを頂きました。
長年付き合いのある良い友達です。
沢山あるボタンの中で、一際綺麗な小さな白いボタンがありました。
それが今の原型となる「お米ボタン」。
1cm弱の縦型の楕円形で、透明感があり、手触りの良いボタンです。
このボタンをシャツで使いたい!と思い立ってそのボタンをすべて使いシャツを仕立てました。
とっても可愛い。。愛くるしいその形がとても気に入ったのです。
お客様からも「ボタンが可愛い」と感想頂いてこれは良いなぁと手応えを感じました。
ハッと気づいたんです。
これ・・・お米に見える・・・
亀田縞のオリジナルテキスタイルをデザインし、
小物から服へとレベルアップしようとしていた時期。
もうなくなってしまった綺麗なボタン、いや「お米ボタン」を
UTOPIAの亀田縞ラインのシャツのボタンにしたい!!!と想い、
「お米ボタン」を探しに旅に出るのでした。
続く...

11月24日に開催されるファッションショーも近くなってまいりました。
「 海 」がテーマとなる今回はSea Point NIIGATA という海の家が会場です。
今回の旅はどんなものになるのか楽しみにしていて下さい。
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